2024/05/07

Taiwan Today

政治

交通部、1/23より公共交通機関での飲食を禁止

2022/01/24
交通部は23日より台湾高速鉄道(=台湾新幹線)、在来線、長距離バス、船舶(固定の飲食エリアを除く)、国内線の航空機内での飲食を禁止した。新型コロナウイルスの感染拡大防止が理由。写真は台湾高速鉄道。(外交部)
新型コロナウイルスの感染が拡大している。行政院の蘇貞昌院長(=首相)は22日に開いた「拡大防疫会議」で、高雄港(台湾南部・高雄市)で発生したクラスターに懸念を示し、交通部(日本の国土交通省に類似)に対して感染症対策の徹底と、列車内での飲食規定の見直しを建言した。これを受けて交通部は、23日より公共交通機関での飲食を禁止することを決めた。
 
交通部が発表したニュースリリースによると、まもなく旧正月休暇(1月29日から2月6日)の帰省ラッシュが始まることを踏まえ、23日より台湾高速鉄道(=台湾新幹線)、在来線、長距離バス、船舶(固定の飲食エリアを除く)、国内線の航空機内での飲食を禁止した。生理的な需要で飲水、服薬、授乳が必要な場合は、飲用後すぐにマスクを着用する。これ以外の範囲内で飲食の需要がある場合は、不特定多数とソーシャル・ディスタンスが維持できるか、パーテーションなど適切な仕切りがある場合、飲食時のみマスクを外すことができる。規定に違反しながら職員の指示に従わなかった場合は、「伝染病防治法」第70条第1項の規定に基づき、3,000台湾元以上1万5,000台湾元以下(約1.2万日本円以上6.1万日本円)の過料を科す。
 
交通部によると、同部の王国材部長(=大臣)は21日の『拡大防疫会議』で関連部門に対して、公共交通機関及びその周辺について新型コロナウイルス警戒レベル3(現在のレベル2より1ランク上のレベル)並みの基準で消毒作業を行い、関連の感染症対策を徹底するよう要請した。交通部は同時に国民に対し、公共交通機関を利用する場合は検温、マスクの着用、飲食関連の規定を順守して、自分や他人の健康を守って欲しいと呼び掛けている。
 

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