2024/05/03

Taiwan Today

政治

1/24の国内新規感染者は計15人、最多は高雄港関連の8人

2022/01/25
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は24日、台湾で新たに15人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。最も多かったのは高雄港関連の8人。交通部の祁文中常務次長(事務次官)の指示を受け、高雄港では国内の貨物輸送に従事する作業員全員を対象にPCR検査を実施。検査を受けなければ港湾エリアに入ることができない。(港務公司提供、中央社)
中央感染症指揮センター(新型コロナウイルス対策本部)は24日、台湾で新たに15人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。海外からの入国者による感染は36人だった。新型コロナウイルスに感染して亡くなった人はいなかった。
 
国内新規感染者15人の内訳は、10代から50代までの男性10人、女性5人。最も多かったのは台湾南部・高雄市の高雄港関連の感染で計8人。ほかは台湾北東部・宜蘭県礁渓の長栄鳳凰酒店(エバーグリーン・リゾートホテル礁溪)の従業員4人、台湾北部・桃園市大園区の亜旭電脳公司の台湾人従業員2人、聯邦銀行健行支店関連1人。
 
前日の52人に比べて国内新規感染者が大幅に減少したことについて中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は、「ラッキーなことだとは思うが、危機が去ったわけではない」とピシャリ。土日を挟んだためPCR検査の実施件数が比較的少なかったのが原因だとした上で、決して気を抜いてはならないと指摘した。
 
【高雄港関連】
24日の国内新規感染者で最も多かったのは高雄港関連の8人。うち3人は港湾で働く作業員(症例番号18466、18490、18491)で、1人は港湾周辺で生活雑貨を販売する業者(症例番号18493)とその子ども(症例番号18492)。ほかには、すでに感染が確認されている港湾作業員(症例番号18211)の甥(症例番号18467)も新たに感染が確認された。症例番号18467は23日に感染が確認された症例番号18399の同僚。症例番号18467の出現によって、当初感染経路不明とされていた症例番号18399の関連性が明らかになった。
 
残る2人はアウトソーシングのアルバイト(症例番号18469と18480)。最近症状が出たため、PCR検査を受けて感染が確認された。これにより高雄港関連の感染者は累計51人となった。陳時中指揮官によると、高雄港関連の新規感染者はその関連性がはっきりしており、感染拡大の傾向は特に見られない。
 
【宜蘭県】
宜蘭県(台湾北東部)では23日、突如として男性1人(症例番号18443)の感染が確認された。男性は宜蘭県礁渓の長栄鳳凰酒店(エバーグリーン・リゾートホテル礁溪)で働く受付スタッフで、これを受けて同ホテルの従業員及び宿泊客915人を対象にPCR検査が行われた。その結果、24日は新たに従業員4人の感染が確認された。そのうち一人は、この受付スタッフと交際中の女性で、私立仏光大学(宜蘭県)に在籍する大学生だった。
 
陳時中指揮官によると、長栄鳳凰酒店で感染が確認された4人については、現在のところ約90人を濃厚接触者に指定。すでに全員のPCR検査を終えているが、いずれも陰性だった。現在も接触者の特定を進めているものの、現状から判断して同ホテルでの感染状況に顕著な拡大傾向はみられない。
 
【桃園市の聯邦銀行健行支店】
聯邦銀行健行支店関連では、このクラスターのインデックス・ケースとされる症例番号17630の家族1人の感染が新たに確認された。隔離対象に指定され、集中検疫所(=政府が手配した隔離施設)で隔離中だった。1回目のPCR検査では陰性だったが、隔離期間満了のため行った検査で陽性に転じた。
 

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