2024/05/07

Taiwan Today

政治

高齢化、22年後に世界一に

2011/09/26
急速に進む高齢化に、行政院衛生署健康保険局は、高齢者の健康を促進する取り組みを行なっている。(同局サイトより)
台湾は早ければ22年後の2033年にも、世界で最も高齢化の進んだ国となることが、行政院経済建設委員会(経建会)の予測で示された。同委員会のこれまでの予測より7年前倒しで超高齢化が進む格好だ。 台湾の人口構成は、出生率が極めて低いため、高齢化が今後飛躍的に進む見通し。経建会によると、2011年の老年化指数(15歳未満人口100人に対する65歳以上人口の比)は日本が既に177に達している一方、台湾は69。ただ、急速に高齢化の進む台湾の老年化指数は、2025年ごろ日本と同水準まで上昇し、2033年に日本を上回り世界一となる予測だ。同年の老年化指数は251、つまり65歳以上の高齢者人口が、15歳未満人口の2.51倍となる計算だ。 経建会の予測は、国内のデータと、人口問題を研究する米NPOのポピュレーション・レファレンス・ビューロー(PRB)の予測データに基づき算出された。PRBは1人の女性が一生に産む子どもの数を示す出生率について、2011年の世界平均が2.5人であるのに対し、台湾は世界最低の0.9(日本は1.4)だと指摘、また平均寿命は79歳(男性76歳、女性82歳)と、世界平均をそれぞれ8歳、10歳上回っている。 なお、台湾の2011年の人口は2,320万人、自然増加率は0.1%だが、2025年の2,340万人をピークに減少に転じ、2050年には2,090万人となる予測だ。

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