2024/05/09

Taiwan Today

政治

10月の婚姻件数、過去8年の単月最高に

2011/11/08
10月は各地で集団結婚式の開催も。(中央社ニュースサイトより)

内政部が7日発表した最新統計によると、10月の婚姻件数は2万2,064組で、2004年1月(2万2,225組)以降の約8年間で単月最高となった。また、1~10月累計では12万8,130組で前年同期比14.38%増。今年通年では15万組を突破する可能性もあると内政部はみている。

県・市別でみると最多は新北市の4,378組、次いで台北市2,962組、台中市2,662組となった。婚姻率(人口1,000当たりの年間婚姻件数)は新竹市14.12が最高で、台北市13.20、新北市13.18と続いた。

江宜樺・内政部長によると、台湾では結婚に際し、伝統的な風習にのっとったり、記念的な意義を持つ時期を選ぶ傾向が強いという。このため、「一元復始(新たな始まり)」、「一馬当先(先駆けて立ち向かう)」、「奪得先機(機先を制する)」といった意味のある1月1日の婚姻件数は、7,050組に達した。また、民国暦で100年を迎えた今年の10月10日は「百年好合(末永くむつまじく)」、「十全十美(完全無欠)」の象徴とされ、5,634組となった。

なお、10月の出生者数は1万7,136人で、前年同月比27.06%増と大きく伸びた。1~10月累計では前年同期比17.04%(2万3,216人)増の15万9,481人となった。9月は過去21カ月で単月最高となっている。内政部は、婚姻や出産・子育てを奨励する各種の措置のもと、今年の出生者数と婚姻件数が大幅に伸びたと指摘、来年は生まれ年として縁起のいいとされる辰(たつ)年で、風俗習慣上でも結婚・出産のまたとない好機であるために、引き続き増加する可能性も高いとみている。

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