2024/04/29

Taiwan Today

政治

「兵役法」が改正、志願制に向けてまい進

2011/12/14
国軍は2015年より完全な「志願制」に。写真は三軍儀仗隊。(中央社ニュースサイトより)

立法院は13日、「兵役法」の一部条文改正案を可決。中華民国(台湾)の兵役制度が、「徴兵制と志願制の並行」から「志願制」に改められることが確定した。国防部では、2014年末には完全な志願制への移行を完了し、2015年1月1日からの実施を計画。

「志願制」への移行は国軍にとって60年来の重大な改革で、「兵役法」改正により「志願制」の法的根拠が確立された。国軍は現代化と精鋭化の目標に向けてまい進することになる。

「兵役法」改正では、「徴兵制と志願制の並行」から「志願制」に移行するまでの過渡期における関連措置が加えられた。「徴兵制」が停止されてからも、兵役適正年齢に達した男性は4ヶ月間の軍事訓練を受けなければならない。「徴兵制」停止の年より以前に適正年齢に達しながら、召集を受けていないため兵役についていない者は、一年間の代替役(入営せず、政府機関などで服務する)に服する必要がある。また、「志願兵」が不足した場合、行政院は、兵役適齢者を「常備現役」として召集することが出来る。

4ヶ月の軍事訓練期間には、高校や職業学校、大学、専科学校などで受けた軍事訓練授業を充当することが可能。その場合は8時間の授業を軍事訓練1日とみなす。充当可能なのは最大で30日間。大学や専科学校以上の教育機関で就学する者は、夏休みと冬休みを利用して軍事訓練が受けられる。

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