2024/05/09

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昨年、新生児の男女比が16年来最接近

2012/01/30
かつては男の子を望むあまり、台湾の新生児における男女のバランスは決してよくなかったが、最近は大きく改善されている。(中央社ニュースサイトより)

新生児の男女比率は自然な状況下で1.06とされる。すなわち、新たに生まれる子供のうち、男の子の数は女の子の数の1.06倍で、この値が高いほど、男の子が多く、男女のバランスが悪いことになる。衛生署国民健康局によると、中華民国(台湾)は8年前は1.1以上で、アメリカ中央情報局(CIA)が公表した男女比率のバランスの悪さのランキングで世界200か国のうち3位だった。

国民健康局では2010年5月から、各病院と医師の、男女比率に関する管理方法をモニタリングすると共に、各県・市の衛生局と協力して、これら病院への指導と調査を実施している。法令も改正した。

その結果、男女比率が下がる傾向が現れている。2010年は1.09、昨年は1.079まで改善され、「バランスの悪さ」ランキングでも12位まで下がった。2011年の1.079は1995年と並び、1987年以来の最低水準。(1986年は1.073)また、これまでは3人目以降の男女比率は特にバランスが悪かったが、昨年は3人目以降の新生児の男女比率も1.134にとどまり、1994年以降18年間で最低となった。(1993年は1.129、1994年は1.141)

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