2024/05/05

Taiwan Today

政治

台湾女性の「正規雇用機会」、アジア太平洋地域で5位

2012/03/08
国際女性デーの8日、馬英九総統(左から2人目)、陳冲行政院長(右から3人目)、李鴻源内政部長(左)らが国際社会に歩調を合わせると表明。(中央社)

クレジットカード大手、米マスターカードは7日、国際女性デー(8日)に合わせて、最新の「女性の社会進出度」調査の結果を発表、台湾における女性の社会進出度は6年連続で上昇し総合指数は73.5ポイントと、2007年から1.9ポイント上昇した。アジア太平洋地地域14カ国・地域では9位で、日本(64.8ポイント)や韓国(63.5)を大幅に上回り、中国大陸や香港(ともに73.7)をわずかに下回った。同地域では、オーストラリア(83.8ポイント)とニュージーランド(83.1ポイント)の上位2カ国が、過去6年間にわたり首位を争っている。またこの間、フィリピン(77.8ポイント)は連続6年で3位となっている。

この調査は、「事業所有」、「企業および政府機関における管理職への就任」、「労働力参加」、「正規雇用機会」、「高等教育の機会」の5項目を指標に総合指数を計算したもの。ポイントが100で男女平等を表し、100未満であれば男性の方が高く、100より高ければ女性の方が高いことを示す。

台湾は、「正規雇用機会」が109.0ポイントで最も高く、アジア・太平洋地域では5位、次いで「高等教育の機会」が107.0ポイントで同8位、これら2項目は女性が男性を上回った。「労働力参加」では78.8ポイントと同6位。一方、「企業および政府機関における管理職への就任」34.3ポイントと「事業所有」30.4ポイントは、男性を大きく下回り、同10位、12位となった。

中国大陸および香港との比較では、総合指数は下回ったものの、5つの指標はすべて2位となっている。中国大陸と香港はそれぞれ突出した指標があったことで、総合指数が台湾をやや上回ったとマスターカードは分析した。

マスターカード台湾の楊雅婷社長は、「全体的にみて、台湾では女性の仕事における能力発揮は6年連続で進歩がみられ、女性がますます重視されていることを示している。男性に比べ『正規雇用機会』と『高等教育の機会』が上回っているにも関わらず、『企業および政府機関における管理職への就任』と『事業所有』で大きく下回ったのは、就学時期や新社会人となったときには、男性よりも能力やチャンスに恵まれているものの、時間が経つにつれ、家庭や社会環境の影響でチャンスが減少することを示している」と述べた。

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