2024/05/19

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APECの温室効果ガス検証ワークショップが台北で開催

2012/03/21
ワークショップに出席したメンバー。(経済部標準検験局提供)

財団法人全国認証基金会(TAF)は20日から23日まで、温室効果ガスに関する認証機関向けトレーニングワークショップを台北市内で開催した。これはアジア太平洋経済協力会議(APEC)のプロジェクトで、加盟経済体の認証機関による温室効果ガス排出量の審査・検証の能力を高める目的。また、太平洋認定機関協力機構(PAC)の温室効果ガス国際相互承認協定(MLA)に調印するための準備も兼ねる。ワークショップには17経済体から講師と受講者合わせて29人が参加した。

TAFは、経済部標準検験局の後押しでPACの複数のMLAに調印するとともに、地球環境の変化と省エネ・二酸化炭素排出削減という課題に直面し、温室効果ガスの検証能力を備え、国内主務機関(環境保護署)に代わり認証メカニズムを提供している。今回のワークショップでは、アジア太平洋地域の認証機関における国際基準に沿った認証メカニズムの確立をサポート、各経済体の政府機関に供している。また、炭素の国際排出権取引市場との将来的なリンクに向けた基礎固めをする。

今回の訓練日程は4日間に及んだ。うち1日は交流学習として、米、日、台から経験豊かな講師4人を招くなどして、ノウハウを語り合った。このほか、台湾電力の発電所の視察も行った。

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