行政院新聞局は設置から60年余りを経て、5月20日に歴史の一部となる。新聞局で15日午前、行政院大講堂で閉局セレモニーを開き、馬英九総統、陳冲行政院長らがあいさつした。セレモニーには歴代の新聞局長らも出席した。
設置後65年を経た新聞局は政府の省庁再編により、5月20日に解散、段階的任務を終える。業務は文化部、外交部、行政院に編入される。
新聞局は台湾社会の変遷に立会い、60年あまりにわたって政府の「メイクアップアーティスト」として尽力しながら中華民国と共に歴史を目撃、台湾の社会と一緒に歩んできた。
セレモニーでは新聞局の歴史を紹介するビデオが放映され、楊永明局長が2年間かけて編纂した同局の歴史書、「璀燦65－行政院新聞局的人與事（輝ける65年－行政院新聞局の人と出来事）」を発表した。新聞局の60年あまりが完全な形で読者に伝えられるという。