2024/04/28

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政治

台北市の節水の取り組み、東アジア地域大賞を受賞

2012/07/04
台北市は家庭用の使用水量について、2007年から1日あたり16万トンの節減に成功。陳威仁副市長(右から2人目)が同市を代表して授賞式に出席した。(中央社)

節水の取り組みを進める台北市は3日、シンガポールで、国際水協会(IWA)による2012年プロジェクト・イノベーション・アワード(PIA)の、「マーケティングとコミュニケーション」部門において、東アジア地域賞の大賞を受賞した。同市の受賞は東京(日本)やソウル(韓国)、プサン(同)といったライバル都市を抑えての快挙。今後、世界各地域の代表と世界大賞を争う。結果は9月に韓国・プサンで発表される予定だ。

台湾は水不足では世界で18位となっている一方で、水道料金が安価なため、節水を呼び掛けるのは難しい取り組みでもある。こういった現状の中、台北市政府は2007年から「家庭での節水計画」を開始し、台北市民の家庭用の1日当たり使用水量を当初の263リットルから、2011年の224リットルへと、15%節約することに成功した。この結果には世界の多くの人々が驚いたという。

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