2024/05/02

Taiwan Today

政治

台湾、フィリピンとの衛生協力会議で7事項を確認

2012/08/09
7日に行われた台湾・フィリピン衛生協力会議で、台湾は救急車と医療器材などの援助物資を寄付した。フィリピンは豪雨による各地での浸水被害が深刻。中央右は邱文達衛生署長(中央社)

行政院衛生署の邱文達署長はこのほどフィリピンを訪問、7日には同国のエンリケ・オナ保健相をはじめとする同国政府関係者と衛生協力会議を行った。フィリピンのマニラは豪雨によって多くの場所が浸水している状態で、中華民国(台湾)の代表団は救急車と災害救助用の医療器材を寄付。さらには、フィリピンのエンリケ・オナ保健相らと七つの事項を確認した。この会議によって、このところ途絶えていた両国の協力関係が回復したことになる。

このほど双方が確認した事項は以下のとおり。

①フィリピンは世界保健機関(WHO)西太平洋地域事務局(WPRO)の本部であり、台湾はWPROの技術会議に参与する強い意欲を表明する。
②双方は政府による医療機関の民間への委託経営経験を共有する。
③フィリピンは台湾の健康保険制度を学べるよう希望する。
④双方はデング熱の防止と治療の領域で交流する。
⑤伝染病以外の疾病、及び女性と児童の健康問題についてさらなる協力を行う。
⑥フィリピン側は関係人員を台湾に派遣し、幹細胞治療と骨髄などの医療技術を学ばせる。
⑦フィリピンは台湾で開かれる台湾衛生フォーラムに参加することに同意し、双方はそれぞれ窓口を設置する。9月第一週にテレビ会議を開き、11月にはフィリピンの代表団が台湾を訪問するための手配を行う。

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