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第4原発施工上の問題はすでに改善中:台湾電力

2012/10/09
第4原子力発電所(中央社サイトより)

行政院原子力エネルギー委員会が、建設中の第4原子力発電所に対して行った定期検査で、1号機の原子炉建屋で電気ケーブルのパイプを支えている部品のボルトの一部に、ねじ切られた跡があることがわかった。ボルトの長さが設計上の要求を満たしておらず、パイプやその他設備の重量に耐えられない恐れがある。

これに対し、台湾電力株式会社は、2010年8月に手続きに則って実施したボルト検査で発見された要改善事項だと指摘、すでに規定どおりに原子力エネルギー委員会に報告済みであるほか、関連のボルトすべてに対して、超音波検査及びねじり試験によるチェックを終えていると明らかにした。同社では、規定どおりに取り付けられていないボルトに対する慎重な対処方法も定めており、施工会社に改善作業を要求、現在は改善に当たっているところだと説明している。

一方、第1原子力発電所では7日、1号機本体のバルブが突然閉鎖されたことで、原子炉内の圧力が上昇、保守システムが作動して自動的に緊急停止した。検査の結果、バルブを動かす油圧パイプのO型リングからの油漏れが原因だったことがわかり、交換した上で、8日午後9時に再起動している。

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