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衛生署長が米国公衆衛生学会の提唱賞を外国人で初受賞

2012/10/29
行政院衛生署の邱文達署長。(中央社ニュースサイトより)

米国公衆衛生学会(American Public Health Association, APHA)は30日に米サンフランシスコで開く第140回年次総会において、「提唱賞(David P.Rall Award for Advocacy in Public Health)」を行政院衛生署の邱文達署長に授与し、邱署長が長年に渡って、台湾とアジア太平洋地域における医療と衛生面で果たしてきた貢献を称えることに決めた。同賞が2000年に設けられてから、米国人以外の公共衛生分野における専門家がこの賞を受けるのは初めて。

授賞の理由は、邱署長が過去30年余り、脳の傷の予防と治療について行った研究で、18万件を超える世界最大のデータベースをまとめ、オートバイ運転者のヘルメット着用立法化を実現、これによって毎年3000人以上の命を救ったこと。これについての論文は、2000年に米国の雑誌、「米国公衆衛生ジャーナル(AJPH)」に掲載され、2011年には長期追跡報告を米国の医学雑誌、「ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)」で発表して世界の注目を集めたという。

なお、「アジア太平洋地区公衆衛生学校連合体(Asia-Pacific Academic Consortium for Public Health, APACPH)」は今月15日、邱署長に「特別賞(Special APACPH Award)」を贈り、医療衛生面での長期にわたる貢献を表彰した。APACPHは米国、オーストラリア、日本、韓国など20ヶ国あまりの70以上の大学公衆衛生学部によって構成される。

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