2024/04/27

Taiwan Today

政治

「中国大陸との和平協議は内容検討が可能」大陸委員会

2012/11/16
行政院大陸委員会の王郁琦主任委員。(中央社ニュースサイトより)

中国大陸の北京で行われた、中国共産党の第18期中央委員会第1回総会で、新たな政治局常務委員名簿が発表された。これについて、行政院大陸委員会は15日、「中国大陸の対台湾政策には継続性・一致性があり、指導部が世代交代したことによる大きな変化はないと信じている。今後、双方が引き続き和平と安定、互恵・共栄を中心とした両岸関係を推進していくことを期待する」と表明した。また、中国大陸との和平協議は、政府の「黄金十年、国家ビジョン」政策に盛り込まれている項目で、今後いかに実質的な内容と意義を構築するかは、きめ細かな構想が必要なため時間をかけて討論、整理していくとし、現時点では優先的な項目ではないことを説明した。

一方、馬英九総統は15日、与党国民党主席の名義で中国共産党総書記の任務を終えたばかりの胡錦濤氏と、新たに総書記に就任した習近平氏に、電報でそれぞれねぎらいと祝福の言葉を贈った。習氏に向け、台湾海峡両岸は「92年コンセンサス」を基礎に、ともに努力を重ね、過去60年でこれまでになく平和で安定した状態となっていると指摘。「双方がいまある基礎の上に、交流をより広く深め、双方の窓口機関の相互設置など重要な課題でより際立った成果を上げていきたい」と伝えた。

新旧総書記はこれに答えた返信で、双方が引き続き信頼を深め、協力を強化、両岸関係を深めるとともに和平の発展という局面をより強固なものとしていきたいとの考えを表明した。

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