行政院海岸巡防署（日本の海上保安庁に相当）と中華郵政株式会社高雄郵便局はこのほど協力して、南シナ海に位置する東沙諸島と南沙諸島に郵便局の代行所を開設、8日には両諸島で同時に開業式が行われた。離島での郵政業務の機能を向上できる他、南シナ海の島々における中華民国（台湾）の主権をアピールすることにもなる。
海岸巡防署では2000年に南沙諸島と東沙諸島の管理を引き受けて以降、東沙郵政第91105号私書箱及び南沙郵政第91106附2号私書箱の郵政業務を維持しており、昨年高雄郵便局と協力、島での既存の施設を郵便局の代行所として整備した。今後は郵政代行業務の訓練を受けた海岸巡防署の署員が郵便局の職員として任務に当たる。