中国大陸で感染が拡大している鳥インフルエンザウイルス（H7N9型）に関し、行政院衛生署は3日、「H7N9型鳥インフルエンザ」を第5種法定伝染病に指定すると公告した。また、感染が深刻化していることを受け、対策本部として指揮対応センターを開設した。
同センターは7日、前日の6日に第一陣として伝染病予防の専門家2人を中国大陸の上海に派遣し、現地での予防・治療方針と作業状況の把握に努めていると説明した。行政院大陸委員会はまた、関連窓口を通じ、台湾海峡両岸を往来する人々に、健康の自己管理の強化を呼び掛けている。また、中国大陸での感染状況に関する情報収集にも協力していると説明した。
このほか、交通部は、航空機の機内で放映する衛生PR放送の参考原稿を、航空会社向けに提供している。農政当局は、中国大陸における動物の感染状況の情報収集に引き続き取り組むとしている。