行政院衛生署は20日、「台湾海峡両岸医薬衛生協力協議(協定)」に基づき、中国大陸側に提供を要請していた、H7N9型鳥インフルエンザウイルスのウイルス株は同日午前に衛生署疾病管制局の実験室に到着したと明らかにした。また、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)も、同ウイルスのワクチン株完成後、台湾にこれを提供することに同意している。
H7N9型ウイルスの培養はバイオセーフテイーレベル3(BSL-3)の実験室で行う必要があり、すべての作業は厳格な安全規定に則って進められる。疾病管制局の監視資料によると、20日午前8時までに台湾で同ウイルス感染の疑いで報告されたケースは108件。そのうち103件は感染していなかったことが確認され、残りの5件は検査が進められている。