行政院の毛治国副院長は29日、食品安全省庁横断プロジェクトチーム会議を開催したのに引き続き、行政院食品安全会合2013年第1回会議を開催した。これら会議では先ごろから盛んに報道されている、食品業者が法律で認められていない工業用のでんぷん粉(無水マレイン酸を使ったでんぷん粉)や期限切れの原料を使用していたなどの違法事件について話し合い、政府が全力で国民の食の安全を守るとの意見で一致した。
会議では5項目の対策が決議された。具体的には、①「食品衛生管理法」の修正を引き続き進め、罰則の厳罰化と食品業者の責任追及を強化する、②食の安全リスクの監視・測定および事故予防メカニズムの確立に取り組む、③各レベルの政府による査察・検査を強化する、④省庁横断的な協力を加速し、食品への工業原料の流入を防止する、⑤国民による摘発を奨励し、ともに食品の安全を守る。