2024/05/04

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政治

「エネルギー政策は多元化と自主性が必要」馬総統

2013/06/03
馬英九総統は2日、高雄市にある興達発電所を視察、エネルギー政策を考えるとき特定のエネルギーを放棄すべきではないとの考えを示した。(中央社)

馬英九総統は2日、台湾電力株式会社興達発電所(台湾南部・高雄市)で随行の報道関係者と行った座談会で、優れたエネルギー政策は「多元化」と「自主性」、そして「高効率」に同時に配慮したものでなければならないとして、各エネルギーの選択に直面した場合でも特定のエネルギーを完全に放棄すべきではないとの考えを示した。

馬総統は、政府はエネルギーの安全性と安定供給を同時に確保し、さらには台湾の輸出経済が必要とする電力需要も考慮する必要があると指摘、「非核国家」の目標達成までに現実的な代替エネルギーを見つけられるよう期待すると述べた。

馬総統はまた、原子力発電は経済協力開発機構(OECD)の国際エネルギー機関(IEA)によってすでに「準国産エネルギー」と位置づけられていると説明した上で、台湾は地震に対する不安だけで原子力発電を全面的に排除すべきなのかどうか、皆がよく考えるよう促した。

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