2024/04/28

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政治

フィリピンとの漁業会談に向けた事前協議で共通認識

2013/06/17
中華民国とフィリピンは14日、「台湾・フィリピン漁業会談」に向けた第1回事前協議をフィリピンのマニラで開催した。(外交部サイトより)

中華民国とフィリピンは14日、「台湾・フィリピン漁業会談」に向けた第1回事前協議をフィリピンのマニラで開催した。外交部は15日、会合では中華民国籍の漁船「廣大興28号」が銃撃された事件のような不幸な事件の再発を防止するべく、武力や暴力の行使を避けることを約束するなど、具体的な成果が得られたと発表した。

双方はまた、台湾とフィリピンの間の関連海域において、海上での法執行についての協力メカニズムを確立し、相互にその手順を通知することで一致した。いずれか一方の漁船が拿捕された場合、漁船が属する国の政府が直ちに拿捕した方の国から通知を受け、当該漁船に協力を提供できるようにすることとした。また、拘留した側の国の政府は、国際社会における実際の状況に基づき、拿捕された漁船とその船員をできる限り速やかに釈放することに双方が同意した。

今回の会合には、台湾側からは行政院農業委員会漁業署および行政院海岸巡防署、外交部が代表団を組織して出席。フィリピン側からは農業省漁業局、外務省、運輸通信省、沿岸警備隊などの政府関係者が話し合いに臨んだ。双方は会議の議事録に共同署名し、今後は「台日民間漁業取決め」の実質的な内容を参考とし、長期にわたって存在している両者間の漁業に関する争議を解決する方針を示した。

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