野党・民進党と中国大陸の共産党が最近、各種交流活動を進めていることに対し、行政院大陸委員会（陸委会）は6月29日、相互理解を促進すると共に、政府の対中国大陸政策の推進にも寄与するとして、これを歓迎する立場を示した。
陸委会は、両岸交流への参与や両岸関係への建言は、それがどの政党によるものであろうがすべて歓迎するとした上で、公権力に関わる事項については政府が制度化されたルートを通じて処理すると強調した。
陸委会はそして、過去5年あまりに両岸双方の窓口機関が結んだ19項目の協議（協定）はいずれも、両岸の交流から派生した問題を公式な方式で解決したものだとし、両岸はすでに、「統治権は互いに否定しない」ことを確実に実践していると重ねて説明した。