2024/05/20

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法改正で非戦時下における軍事裁判を一般司法に:行政院

2013/08/05
総統府前のケダガラン大通りでは3日、軍内部の制度改革を求める大規模な集会が行われた。「国民は監視している」とアピールする、目を描いたポスターを持つ。(中央社)

中華民国軍の洪仲丘下士官が7月、除隊前に、職権を乱用した違法な扱いを受けて不幸にも死亡した事件を受け、3日、台北市の凱達格蘭大道(ケダガラン大通り)には大勢の人が集まり、軍の制度改革を政府に強く要求した。行政院の江宜樺院長は同日夜に記者会見を開いてこれらの要求に回答、非戦時下での軍法を全面的に司法裁判に回帰させるため、行政院は軍事裁判法の改正を提案すると明らかにした。

江行政院長はさらに、すでに与党の立法院党団(議員団)との間で、事件に関わった上官の部下虐待罪、違法な懲罰罪、陳情と不服申し立て妨害罪、殺人罪、性自主妨害罪(強姦罪)などの案件については優先的に、一般の司法体系による捜査、審理とすることで共通認識に達していると説明。

江行政院長はそして、国防部に対し、直ちに軍内部での管理と教育制度、謹慎制度及び不服の申し立て制度を徹底的に見直し、非人道的、もしくは職権を乱用する違法な行為を完全に無くすよう求めていることも明らかにした。また、「軍事冤罪申し立て委員会」を設置し、過去の「冤罪」と見られる事件に対する再審請求を受け付けると共に、自主的に、これまでに軍事裁判で処理された案件のうち疑わしいケースについて再確認を行うとしている。

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