2024/05/03

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政治

狂犬病対策当局「ウイルスは10年7月南投県に存在」

2013/09/09
狂犬病中央感染状況指揮センターは、狂犬病ウイルスが少なくとも2010年7月には台湾のイタチアナグマの群れに存在したことが確認されたと発表。(農業委員会特有生物研究保護センター提供、中央社)

狂犬病中央感染状況指揮センターは、行政院農業委員会家畜衛生試験所が、特有生物研究保護センターで2010年7月から今(2013)年7月までに冷凍保管しているイタチアナグマ13体について行った狂犬病の遡及的研究の結果を発表した。これによると、13体のうち5体から狂犬病の抗原と核酸が確認され、うち時間的に最も早い1体は2010年7月17日に南投県国姓郷で採取されたもので、狂犬病ウイルスが少なくとも2010年7月には台湾のイタチアナグマの群れに存在したことを間接的に証明するものとなった。

指揮センターは、国際獣疫事務局(OIE)に、台湾での狂犬病発生日を2010年7月17日に修正通報すると表明。また、現時点のデータではイタチアナグマの狂犬病が台湾で少なくとも3年は存在していたが、過去3年の犬、猫、コウモリといったその他動物の監視業務では、異なる動物間でのウイルスの感染はみられておらず、今後も動物の監視を継続し、感染防止措置を強化していくとの方針を示した。

また、指揮センターは7日、OIEから、5体のイタチアナグマをめぐる遡及的監視は、症例にそのことを追記説明すればよく、特に発生日の変更を行う必要はないとの回答を得たと表明、これにより台湾における狂犬病発生日は2012年5月23日のままとなっている。

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