2024/05/06

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台湾、狂犬病に感染した犬を初めて確認

2013/09/11
台湾では今年、約50年ぶりに狂犬病が見つかってから、初めて犬への感染例が確認された。(中央社)

狂犬病中央感染状況指揮センターは10日、行政院農業委員会家畜衛生試験所の報告で、台湾南東部・台東県の動物防疫所から9日に検査に持ち込まれた犬が狂犬病に感染していたことが確認されたと明らかにした。この犬は先ごろイタチアナグマにかまれており、その後食欲がなくなり、じっとしていることが増え、さらには動けない状態になったという。

同センターでは、今年7月に、狂犬病に感染したイタチアナグマが見つかって以来、感染例が見つかったエリアや先住民族の住む山間部などリスクが高い場所での感染状況の監視、犬や猫へのワクチン接種、並びに衛生指導と宣伝の強化など、関連の感染防止策をとっていると説明。また、イタチアナグマの出没するエリアについては、感染防止部門が動物用ワクチンの接種を加速している。

同時に、山間部や、感染例の見つかった高リスク地区では、野良犬や野良猫の感染状況の監視と捕獲収容、ワクチン接種並びにワクチン接種済みのこれら動物の引き取り手の募集などを強化する。また、教育機関ではイタチアナグマが入れなくする施設や学生たちへの指導を強化して、狂犬病の感染から学校を守っていく。

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