2024/05/03

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違法行為の全面的取締りで食の安全を確保:行政院

2013/10/24
政府は違法行為を全面的に取り締まることで食の安全を守る決意を示した。中央は毛治国行政院副院長。(中央社)

最近、大統長基食品廠株式会社が、食用油に表示と異なる油を混入、さらには着色剤の一種、「銅葉緑素」(Copper Chlorophyll)を添加していた重大な違法行為が発覚。「行政院食品薬品安全会合」の召集人を務める毛治国行政院副院長(副首相)は23日、記者会見で、政府が違法行為を全面的に取り締まり、食の安全を守る決意を強調した。なお、政府は違法行為の調査に全力で取り組んでおり、品質規格に不合格の食用油は速やかに販売を中止させるとし、新たに改正された食品衛生管理法に従って、業者の悪質な違法行為を厳罰に処すと述べた。

食の安全を守るメカニズムの有効性が各界の関心を集める中、行政院は関連機関に対して、現行の食品安全管理メカニズムの全面的な見直しと改善を要求。これには、食品原料、食品添加物(化学物質)などの源流管理の強化や、第三者による監督の実施、食品発売後の市場での査察管理の確実な実行、そして現行の各認証制度の全面的見直しなどが含まれる。

その他、「行政院食品安全会合」の下に「食品安全査察及び取り締まり合同チーム」をただちに設置し、重点となる民生食品を中心に違法行為の捜査を強化する。

また、経済部(日本の経産省に相当)は食品GMPの認証を受けた食用油脂メーカーに対して、認証を受けた製品の全面的な再検査を行うよう要求、同時にサービスホットラインを設置し、企業や問題商品に対する民間人からの摘発を受け付ける。また、現行のGMP認証制度について積極的に見直していく。

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