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世界初のH6N1型鳥インフルのヒト感染例、医学専門誌に掲載

2013/11/15
衛生福利部は、H6N1型鳥インフルエンザの世界初のヒトへの感染例のレポートが国際的な医学誌に掲載されたと発表。写真は感染について発表した6月の会見の様子。(衛生福利部疾病管制署サイトより)

衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)疾病管制署の14日発表によると、今年6月に国内で確認されたH6N1型鳥インフルエンザの世界初のヒトへの感染例についてまとめたレポートを、国際的な医学誌「ランセット」の呼吸器学専門誌「The Lancet Respiratory Medicine」に投稿、14日付で掲載された。

研究報告によると、この症例の検体から分離したH6N1型鳥インフルエンザウイルスは、台湾の家禽類から分離したH6N1ウイルスと極めて近く、ウイルスの感染源が台湾の家禽類のH6N1ウイルスにあることを示している。さらに遺伝子の塩基配列解析では、ウイルスのH抗原の遺伝子が突然変異(G228S)を起こしていることを発見、このためにヒトの細胞への感染力が高まったと考えられる。また、ウイルスのDNA分析で、タミフルやリレンザなど抗ウイルス薬に感受性があることが明らかになった。

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