行政院（内閣）は20日、「食品安全事件リスクレベル分類」制度を発表した。
このほど確立した同制度は、食の安全をめぐる事件が起きた場合、4段階のレベルに分類する。レベル1～4までそれぞれ、「短期の食用で直ちに危害がある」、「食品衛生法規の基準を満たさないが、直ちに危害があるわけではない」、「混入偽装または誇大表示」、「表示に不正または不完全な部分がある」となっている。張善政政務委員（無任所大臣に相当）は、例として、食用油に銅葉緑素（銅クロロフィル）を添加するのはレベル2、食用油に綿実油を混入し偽装するのはレベル3に当たると説明した。
張政務委員はまた、レベル1～4にはすべて食品衛生管理法に対応する条文があり、かつ処理の仕方も制定されていると強調、今後食の安全をめぐる事件が発生した場合、政府はこの制度にのっとって処理すると述べた。