2024/04/29

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2年後に世界初の電子カルテが全国流通する国に:馬総統

2013/11/26
馬英九総統(右)は25日午前、2013年台湾世界健康フォーラムの出席者と会見した。(中央社)

馬英九総統は25日午前、2013年台湾世界健康フォーラム(2013 Global Health Forum in Taiwan)の出席者と会見した。馬総統はあいさつで、衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)が2010年から、医療機関のネットワーク構築と電子カルテプラットフォームの整備を助成しており、すでに診療所2,000カ所余りおよび病院142医院が電子カルテ共有システムに加わり、中華民国(台湾)は2年後にも、世界初の電子カルテが全国の医療機関で共有され、流通する国となるとの見通しを語った。

馬総統は、カルテ電子化政策が着実に実施されれば、衛生福利部が将来的に設置するクラウドコンピューティング設備と合わせ、国民のカルテ情報が大病院と診療所を問わず、各医療機関で共有することができるようになる。これにより、国内の医療リソース不均衡の現象がさらに改善され、患者が大病院にのみ集中することなく、各地の診療所に平均的に分散させることができると強調した。

このほか馬総統は、二輪車運転者のヘルメット着用を政策で義務付けてから、二輪車による交通事故の死亡率は、1996年の10万人当たり33.3人から、2011年には同15人に減少したと指摘。飲酒運転防止について馬総統は、今年1~10月の飲酒運転による交通事故の死亡者数は目に見えて減少し、減少幅は34%に達したと述べた。

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