2024/04/28

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政治

教育部が「人材育成白書」を発表

2013/12/05
教育部は4日、向こう10年間の中華民国(台湾)の人材育成の青写真とする、「人材育成白書」を発表した。(教育部サイトより)

「人材育成白書」が4日に発表された。教育部(日本の文科省に相当)はこれを向こう10年(2014~2023年)における中華民国(台湾)の人材育成の青写真とし、「優秀で教職に情熱のある教師の育成」、「教育と雇用のギャップの縮小」、「学生の国際的競争力の強化」「学生の将来の生産力倍増」などの目標を達成し、「多元的で優秀な人材を育成し、幸福で繁栄した社会を共に作り上げる」ビジョンを実現したいとしている。

同白書の内容は、「変身と突破」をテーマとし、「4項目の目標」、「10項目の原則」、「5項目の戦略」を定めている。同時に、「国民基本教育(K-12)」、「技術職業教育」、「大学教育と国際化及び国際的な人材の展開」の三つの軸に分けてそれぞれカギとなる議題に焦点を絞り、16の対応策と39の実行プランを提示した。教育部ではこれにより、向こう10年間における台湾の人材が、「世界を移動できる力」、「就業力」、「イノベーション能力」、「マルチスキル」、「情報力」、「公民としての力」など、未来の人材に向けて重要な能力を備えられるよう期待している。

同部は2012年7月に「人材育成白書指導委員会」を組織し、同白書の作成に着手。同委員会による「人材育成白書プロジェクト報告書」は今年5月に完成し、教育部が同白書を編纂するにあたって重要な参考資料となった。

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