2024/04/28

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ジェネリック医薬品、品質監督を強化=衛生福利部

2014/03/11
台湾では後発医薬品の品質監督を、承認前の審査と承認後の監督に分け、国際的な基準に準じて行っている。(新竹バイオメディカルパークサイトより)

台湾では後発医薬品(ジェネリック医薬品)の品質監督を、主に承認前の審査と承認後の監督に分け行っている。衛生福利部(日本の厚生労働省に相当)食品薬物管理署(TFDA)は10日、薬品承認前には、製薬会社に対し、製造管理規準を制定するだけでなく、原薬や製品の検査規格は、当該先発医薬品の製薬会社または10大医薬先進国の薬局方、あるいは中華薬局方に収録されている規格と一致させるよう求めている。また、後発医薬品は安定性試験の結果に基づき、その有効期限を定めなければならないと明確に規定している。

承認前の医薬品の安全性と有効性を確保するため、医薬品の生物学的利用能(BA)および生物学的同等性試験(BE試験)基準は、世界のBA/BE規範と同レベルとすることを求めている。また、原薬ではPIC/S(医薬品査察協定および医薬品査察協同スキーム)の適正製造基準(GMP)ガイドラインを適用することとしている。

また、承認後変更管理(Post-Approval Change Control)については、米「製剤のスケールアップおよび査察承認後の変更(Scale Up and Post Approval Changes、SUPAC)」の規定を参考にすることとしている。BE試験や溶出速度試験報告(Dissolution Rate Profile)を提出し、PIC/S GMPガイドラインも関連の変更を毎年必ず評価する項目に盛り込んでいる。

さらに、承認後の医薬品の安全と質を確保するため、医薬品の効能同等性の自発的な監督および評価メカニズム、医薬品不良反応通報システム、国外医薬品品質情報の自発的な観察、流通販売品の抜き取り検査、製造工場の検査とリスク管理など、医薬品の品質に関するセーフティーネットを整備している。

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