2024/05/03

Taiwan Today

政治

馬総統、30日の集会は平和的かつ理性的と評価

2014/03/31
総統府(右)を望むケダガラン大通りなどで30日、「台湾海峡両岸サービス貿易協議」に反対する学生らが大規模な抗議集会を行った。(中央社)

「台湾海峡両岸サービス貿易協議(協定)」に反対する学生たちが30日に総統府前の「凱達格蘭大道」(ケダガラン大通り)で行った座り込みの集会について、総統府の李佳霏報道官は31日、活動が平和的かつ理性的に行われ、無事終了したことを馬英九総統は評価しており、集会参加者の要求もしっかりと受け止めたと伝えた。

李報道官は、馬総統は29日午後の記者会見において学生たちの要求に一つずつ明確な回答をしたと指摘、「公民憲政会議」、「国是会議」、「経済貿易国是諮問会議」など各界が提言する会議の実現可能性についても、行政院(内閣)に検討し、その結果を発表するよう求めていると説明した。

李報道官は、馬総統は学生の要求に正面から向き合い、具体的な回答を行ったとし、馬総統は、「政府は可能なことは全て行う用意があるが、一部の要求に応じるには時間がかかり、一度にすべてを実現することは出来ない。また、一部の要求は台湾経済に極めて不利になるため、どうしても応じることは出来ない」と誠実に説明したと述べた。

李報道官は、台湾の民主と法治は苦労して得たものであり、学生たちが憲政体制を尊重し、一日も早く立法院(国会)の議場から退去して国会を人々の手に返し、国会の正常な運営を回復させることで、国民生活に関わる法案推進に対する影響を避けるよう呼びかけた。李報道官は、馬総統が学生代表を総統府に招く考えに変わりは無く、前提を設けない条件下で、同協議について対話を行えるよう希望していると説明、その場合の対話はすべて公開されると述べた。

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