2024/04/28

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サービス業の生産額9兆8600億台湾元、GDPの約68%に

2014/05/27
台湾のサービス業の生産額はGDPの約68%を占めるまでになっているが、輸出額は少なく今後の取り組みが必要。(中央社)

馬英九総統は26日、中華民国全国商業総会の代表らと会見した際、台湾においてサービス業が果たす役割は日増しに重要となっており、サービス業の2013年の生産額9兆8600億台湾元(約34兆3078億日本円)はGDP(国内総生産)の約68%を占めるまでになっていると指摘、立法院(国会)は速やかに、「台湾海峡両岸サービス貿易協議(協定)」を審議するよう改めて呼びかけた。

馬総統によると、サービス業はGDPの7割近くを占める一方で輸出額は少ない。馬総統は、シンクタンクの中華経済研究院が、「両岸サービス貿易協議」発効後、中国大陸向けサービス輸出は37%増えると予測していることをあげ、このため政府は同協議を極めて重視していると説明した。

馬総統はまた、アジア太平洋地域における経済統合は現在、主にアメリカ主導のTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)とアセアン(東南アジア諸国連合)主導のRCEP(東アジア地域包括的経済連携)で、台湾とTPPの国々との貿易額は貿易総額の35%、RCEPの国々とのそれは57%を占めるとその重要性を指摘、政府はこの二つの協定に加わり、台湾の輸出製品の競争力を高められるよう努力していると述べた。

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