江宜樺行政院長（首相）は11日、経済部（日本の経産省に相当）エネルギー局による節電強化行動に関する報告を受け、向こう1年間で全国の電力消費量を1％（24億5200万キロワットアワー）減らすことを目標にすると確認、政府が率先して取り組み、産業に参加させ、さらには一般の人たちが自発的に同行動に加わるという三方向で確実に実行していくことにした。
江行政院長は、行政院が、台湾北部・新北市で建設中の第四原子力発電所は安全検査後に密封し、国民投票で認められなければ稼動させないと決定したことは、台湾の今後の長期的電力使用に一定の影響をもたらすと指摘、このため政府は全国エネルギー会議を開くと同時に、国民に対して省エネルギーと節電にいっそう着実に取り組んでいくよう求めると述べた。経済部エネルギー局は来週の閣議で、節電目標達成のためのまとまった計画を提出する。