2024/05/07

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原子力事故演習に軍が参加、放射線のモニタリングに協力

2014/08/13
新北市に建設されていた第四原子力発電所。稼働はせず密封保存することになっている。(中央社)

行政院原子力委員会(日本の省レベルに相当)は12日、日本の福島第1原子力発電所で発生した事故を受け、放射線のモニタリング範囲を拡大するため、米国航空宇宙局(NASA)から空中測定システム(SPectral Advanced Radiological Computer System-Aerial, SPARCS-A)を導入、航空機などで空中からの放射線測定任務を行なうことで、コンピュータ上に測定データをリアルタイムで表示し、観測状況を常に把握できるようにすると明らかにした。

原子力委員会は12日午前、台湾北部・新北市の萬里漁港で、「2014年原子力安全第20号演習実地訓練」を行い、中華民国軍が化学兵と陸軍航空特戦指揮部隊を動員、原子力事故放射線モニタリングセンターに協力して環境測定と環境サンプル採取を実施した。これにより、原子力事故発生時、関連データを迅速に専門団体に提供することが可能になるという。

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