馬英九総統は14日午前、米国のシンクタンク、戦略国際問題研究所（CSIS）で東アジアの安全保障を専門とする学者らによる訪問団と会見した。馬総統は、台湾がTPP（環太平洋戦略的経済連携協定）あるいはRCEP（東アジア地域包括的経済連携）への参加を目指していることについて触れ、中国大陸に最終決定権があるべきではないが、台湾が参加を求めていく過程で中国大陸が協力するか、あるいは妨害を控えてこそ台湾が参加できる可能性が高まると述べた。
馬総統はまた、米国のシンクタンク、ヘリテージ財団・アジアセンターの上級研究員、William T. Wilson博士の研究を引用し、台湾が過度に中国大陸に依存することは台湾経済、さらには台湾の政治の独立性にも不利だと説明、このため米国は台湾のTPP参加に協力すべきであるとの見方を示した。