行政院（内閣）は23日、「物価安定チーム」会議を開催。同チームの召集人を務める行政院の張善政副院長（副首相に相当）は同会議で関連の報告の聴取後、政府によるウェブサイト、「物価資訊看板平台（物価情報掲示板プラットフォーム）」を3月末に開設し、運営を開始すると明らかにした。
同プラットフォームには既存の行政院「物価安定チーム専用ページ」のコンテンツが組み入れられる他、最も重要なのは、財政部（日本の財務省に相当）の電子レシートから得られる小売り価格の情報で、価格が公開される民生品の項目が従来の15品目から60品目に拡大されること。価格は2週間ごとに更新され、消費者の参考のために提供される。
同プラットフォームはまた、消費者による提案コーナーも設ける。さらに消費者の提案内容と政府の回答を公開することで、「公開、透明、公民参与、コミュニケーション強化」の目標達成を図る。第2四半期には過去のデータ蓄積システムも整え、オープンデータの方式で、消費者によるダウンロードと分析、価値を付加しての運用を可能にする。また、民生品価格の更新を毎週に改め、第3四半期にはその項目を120品目に増やす。