2024/05/03

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政治

台湾、米と「洋上での不慮の遭遇」行動基準を確立

2015/04/21
中華民国(台湾)は各国との合同軍事演習にも積極的な姿勢を示しているが、中国大陸によって参与を阻まれているという。(中央社)

国防部(日本の防衛省に相当)の陳永康副部長(副大臣)は20日、立法院(国会)外交及び国防委員会で、2015年度における公開予算凍結案について報告した。陳副部長は席上、環太平洋で最大規模の軍事演習はRim Pac(米海軍主催の環太平洋軍事演習)で、それ以外にも複数の国が関わる地域的な合同演習があると指摘。その上で陳副部長は、台湾はすでに米国と、「洋上で不慮の遭遇をした場合の行動基準(CUES)」を確立しており、標準作業手続き(SOP)があると説明、無線などを用いて基本的な通信能力を確保することではじめて、海上でのさらなる訓練などの機会が生まれると述べた。

地域性の軍事演習について陳副部長は、国防部は、いかなる合同演習に対しても中華民国軍は参与の機会を放棄せず、他国の要求があればただちに参加するとの立場を表明していると説明。近隣諸国による地域的な合同軍事演習参与に向けて、国防部はそれが二国間であるか多国間であるかに関わらず強い意欲を示しているが、参与を阻む最大の障害は中国大陸だと述べた。

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