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心臓病救命措置の時間短縮へ、衛福部がAEDアプリ開発

2015/04/23
心臓病の発作には正確な心肺蘇生法と自動体外式除細動器(AED)による手当てが有効。AEDがどこにあるかがわかるアプリは、患者が助かる確率を高めるはず。(衛生福利部サイトより)

統計によれば、心臓病が起きる場所のうち8割は自宅、2割は公共の場だという。公共の場で起きた場合は救助が遅れることが多いが、心臓が停止した場合でも停止から6分以内に正確な心肺蘇生法(CPR)を行い、さらに自動体外式除細動器(AED)を利用すれば、助かる可能性を高められる。

衛生福利部(衛福部 日本の厚労省に類似)は台湾全土の1528カ所に5408台のAEDを設置。設置密度は39%に達し、いずれもインターネット上に登録されている。衛福部はこのほど、AEDの置かれている場所に関する「全民救急AED」アプリを開発、これにより心臓発作で倒れた人に遭遇した場合にAEDを探す時間が短縮され、患者が助かる確率を高められるよう期待している。

このアプリは、付近のAED検索、図解と音声による救命作業のサポート、ネットを通じての救命講習など、様々な機能を備えている。

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