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第四原発「密封保存」、向こう3年の維持費用は34億元

2015/07/02
第四原子力発電所が1日に「密封保存」に。国民投票で解除の是非が決まるのを待つ。(中央社)

台湾電力株式会社の第四原子力発電所(台湾北部・新北市)は稼働しないまま、1日に正式に「密封保存」された。保存計画は3年間で、34億台湾元(約134億日本円)を投じてメンテナンスを行なう。台湾電力は、設備を最適な状態に保ちつつ、国民投票で「密封保存」解除の是非が決まるのを待つとしている。

第四原発は1980年から計画され、1994年に着工。2000年10月に工事が中止されるも2011年2月に再開した。しかし、1号機の発電テストが行なわれたところで政府は昨年、「未来のエネルギー需要のため、選択の機会を残す」として「密封保存」を宣言した。

第四原発の職員1100人は「密封保存」で700人に減らされる。これら職員は原発施設内の監視と設備のメンテナンスにあたり、さらなる人員削減もありうる。

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