2024/05/05

Taiwan Today

政治

金門県、中国大陸より水の供給受ける契約結ぶ

2015/07/21
離島の金門県では20日、中国大陸側から水の供給を受けるための契約が交わされた。(写真)2017年末の供給開始を前倒しできないか検討するという。(経済部サイトより)

台湾海峡両岸は、離島の金門島が中国大陸から水の供給を受ける計画を推進しており、20日午前には金門県の「自来水廠(水道局に相当)」と中国大陸・福建省の「供水公司(給水会社)」が金門県にある金湖大飯店において、水の購入(供給)契約を締結した。これにより、同計画は重要なステップを完了したことになる。

金門島が中国大陸から水の供給を受けることは一般の商業行為にあたることから、政府調達法に従って、金門県の「自来水廠」と福建省の「供水公司」が契約。海底送水管の寿命を考慮し、契約期間は30年と定めた。開始当初3年間、金門県「自来水廠」は毎日1万5000トンの水の供給を受ける。4年目から6年目は同2万トン、7年目から9年目は同2万5000トン、10年目以降は毎日3万4000トンの供給を受ける。これにより金門地区の中長期的な発展に必要な水を確保し、同時に地下水の汲み上げを抑制出来るとされている。

金門県が中国大陸から水の供給を受けるための施設工事は、福建省の龍湖ダムから中国大陸側の給水所までの陸上送水管約8.2キロメートルと、そこから金門県の田埔ダムまでの海底送水管約16.7キロメートルなど。陸上送水管部分は中国大陸側が資金調達と施工を担当。海底送水管敷設工事に必要な13億5000万台湾元(約53億3000万日本円)は台湾が負担する。

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