金融監督管理委員会（金管会：日本の省レベルに相当）が30日、台湾金融持ち株会社（Taiwan Financial Holding Co., Ltd.）、兆豊金融持ち株会社（Mega Financial Holding Company）など金融持ち株会社8社を招いて連絡会議を開き、これら金融持ち株会社が今後計画するアジア市場における展開での重点について幅広く意見を交わした。
アジアにおける経済発展の機会をつかむため、金融監督管理委員会は昨年8月20日、これら8社の代表を集めてアジア市場における展開についての座談会を開催した。政策の執行上、規制緩和、アジアの金融監督管理機関との提携、国際的な人材育成の強化と海外への展開に関するデータバンクの継続的な拡充などの関連措置を通して、台湾の金融業が海外市場を開拓するのに有利な環境を整備している。
その成果として、銀行業の海外拠点は今年第2四半期までで375カ所となり、2013年末の293カ所から28％増えた。証券業の海外拠点は2013年末の115カ所から12％増え、今年第2四半期には129カ所に。そして保険業の海外拠点も今年第2四半期までで40カ所となり、2013年末の38カ所から5.3％増えている。