2024/05/03

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政治

馬総統、「抗日戦争勝利70周年」史蹟特別展開幕式に出席

2015/08/31
馬英九総統(中央)は29日、海軍による「抗日戦争勝利及び台湾光復(祖国復帰)70周年」史蹟特別展の開幕式典に出席した。(中央社)

馬英九総統は29日午前、台湾南部・高雄市の海軍左営基地で、海軍による「抗日戦争勝利及び台湾光復(祖国復帰)70周年」史蹟特別展の開幕式典に出席した。馬総統は、中華民国にとっての抗日戦争の過程は困難に満ちたもので、過去10年から20年、多くの著作や学術論文が発表されたことで、埋もれていたこの歴史が徐々に明らかにされていると指摘。馬総統は、その歴史が知られなかったのは、抗日戦争後の世界情勢が大きく変化したためで、国共内戦(中国国民党と中国共産党の内戦)、朝鮮戦争、冷戦などを経て世界の焦点は冷戦へと移り、抗日戦争に関する論述は少なかったと説明した。

抗日戦争の重要な歴史を記念し、はっきりと示すため、中華民国政府は今年3月から11月まで、国防部(日本の防衛省に相当)を主要な計画執行部門として様々な活動を実施している。国防部は外交部(日本の外務省に相当)とも協力し、抗日戦争の間、中華民国を支援した外国人やその子孫らを中華民国(台湾)に招待。ルーズベルト元米大統領、トルーマン元米大統領、アイゼンハワー元米大統領の子孫も招いた。

馬総統は、日本が今年8月14日の首相談話で第二次世界大戦に関する謝罪と反省の意を表していることからは、70年過ぎた今も多くの人々が日本の謝罪を待っていることが分かると述べた。また、毎年多くの人々がフランスを訪れ、ノルマンディー上陸作戦を再現してみせることも、この戦争の影響がいかに深く、人々が今なお忘れることが出来ないこと示していると語った。

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