2024/05/02

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政治

馬総統がメッカ巡礼代表団と会見、信教の自由尊重を強調

2015/10/21
馬英九総統(手前右)は20日、2015年中華民国回教朝覲(イスラム教メッカ巡礼)代表団の表敬訪問を受け、中華民国の信教の自由を尊重する精神をあらためて強調した。(中央社)

馬英九総統は20日午後、2015(イスラム暦1436)年中華民国回教朝覲(イスラム教メッカ巡礼)代表団の表敬訪問を受けた。馬総統は、一行のメッカ巡礼が、中華民国(台湾)とイスラム諸国との文化や宗教交流の重要な媒介となっていることを高く評価し、中華民国の信教の自由を尊重する精神をあらためて強調した。

馬総統は、中華民国のイスラム教徒団体である「中国回教協会」は、1954年から毎年、聖地メッカに巡礼代表団を派遣し、現在までの62年間、一度も途切れたことはないと指摘。これは宗教の力による国民外交の推進であり、その精神と努力は特に高い評価に値すると語った。

馬総統はまた、中華民国は宗教間の平等と信教の自由を保障する国であり、台湾ではそれぞれの宗教に平等の地位と布教活動の空間があると強調。また馬総統がかつて台北市長を務めていた時期、台北のイスラム寺院を市の史跡に指定するべく尽力、この建物が取り壊されるのを防ぎ、仕事で台湾に滞在する外国人労働者のうちイスラム教徒に信仰の中心を提供していると述べた。さらに、これは中華民国憲法第13条「人民は信教の自由を有する」を具現化し、それぞれの信仰を十分に尊重するものだと説明した。このほか、台湾が今年、イスラム教徒に人気の世界10大旅行先に選ばれるという栄誉に浴したことは、多元的な文化と人情味を備えた台湾がイスラム教徒に深く愛されていることの表れだと述べた。

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