2024/04/30

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馬総統、第一回「国家金璽奨」受賞者代表と面会

2015/11/10
馬英九総統(右)は9日、第一回「国家金璽奨」受賞者代表と面会した。(中央社)

馬英九総統は9日午前、第一回「国家金璽奨」の受賞者代表と面会し、受賞者と受賞団体が社会において公共の利益のために果たした貢献を称えると共に、政府が国内経済の振興のために実施した対策とその努力を説明した。

馬総統があいさつの中で説明したところによると、「中華民国工商建設研究会」が実施した第一回「国家金璽奨」は個人部門と団体部門に分けられており、工業・商業・建設・研究で功績を挙げた個人、団体に贈られる。今回は6団体と個人7人が受賞した。馬総統は、受賞者・団体はいずれも消費者に、より安全かつ高品質なサービスや商品を提供しようと努力している他、社会への利益の還元にも熱心であり、その精神は賞賛に値すると述べた。

馬総統はまた、「中華民国工商建設研究会」が今年9月に行なった「第一回全国経営者大会」で、「工商建設白書」を発表してくれたことに感謝。政府はこれを大変重視しており、こうした提言はいずれも台湾における産業の発展に向けての青写真を描く上で、政策のよりどころになると強調した。

国内経済振興に向けての政府の取り組みについて馬総統は、行政院(内閣)は今年7月に中長期の「経済体質強化措置」を始動しており、拡大型の財政政策を実施すると共に「生産力4.0」政策も積極的に進め、産業の高付加価値型への転換を加速していると説明した。また、10月には短期の「消費振興措置」を打ち出したことも指摘。馬総統は、同措置では省エネルギーと節水、デジタルライフ、ネットショッピングのプロモーション、国民旅行の四つの方向で官民が協力することで、内需を刺激する相乗効果を期待していると述べた。

馬総統はさらに、政府は地域経済統合に加わるための努力を続けており、「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」、並びに「東アジア地域包括的経済連携(RCEP)」の交渉参加を目指していくと強調。馬総統は、今月7日に中国大陸の指導者、習近平氏と対面した際にも、「世界で我々が必ず参加せねばならない活動において、みなが協力できるよう希望する」と伝えたと話した。

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