2024/05/05

Taiwan Today

政治

総統府で「中山庁」など偉人にちなんだ3ホールの命名式典

2015/11/13
馬英九総統は12日午前、総統府で「中山庁」、「渭水庁」、「銘伝庁」のホール3カ所の命名式典に出席した。(中央社)

馬英九総統は12日午前、総統府で「中山庁」、「渭水庁」、「銘伝庁」のホール3カ所の命名式典に出席、ホールの名の由来である孫中山(孫文)、蒋渭水、劉銘伝の3人の偉人と台湾の関係や台湾への貢献について語り、国民がこの3人の先人が台湾に残した大きな貢献と深い影響についてさらに理解を深めて欲しいと述べた。

国父(建国の父)である孫文と台湾の関係について馬総統は、台湾には生前3度訪れ、林献堂や蒋渭水、廖進平といった民主を求める運動に取り組んだ多くの台湾の人々と親交を結ぶとともに、「第二革命」の経費の援助を受け、また台湾については何度も「失地(失った国土)」と言及し、こういったことから国父と台湾との結び付きがうかがえると説明した。

蒋渭水の業績について馬総統は、台湾の民族革命の先駆けとなった人物であり、市民運動のリーダーであり、また文化・教育改革の担い手であっただけでなく、「台湾の孫中山」とも呼ばれたと指摘した。

さらに劉銘伝について馬総統は、清仏戦争の間には台湾で軍事を指揮し、台湾を守ったと指摘、また台湾の発展に大きな意義を持つ台湾初の鉄道を敷設したと語った。さらに日本は台湾を占領すると、劉銘伝が台湾を離れる前にまとめていた産業近代化計画を参考にし、占領期初期の建設のよりどころとしたと述べた。

馬総統は、台湾の今の発展と成功があるのは、3人の賢人の業績のおかげであり、今回の命名式典を通じて、先人に対する敬意を表明し、国民にも3人が台湾に残した重大な貢献を理解して欲しいとあらためて強調した。

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