2024/05/03

Taiwan Today

政治

国民党と親民党が各自副総統候補を発表

2015/11/19
与党・国民党の副総統候補は王如玄女史(右)。左は総統候補の朱立倫主席。18日には二人で当選に向けて気勢を上げた。(中央社)

与党・中国国民党(国民党)の次期総統候補、朱立倫主席は17日の同党中央常務委員会で、自身とコンビを組む副総統候補は王如玄元行政院労工(労働者)委員会(日本の省レベルで、現在の「労働部」の前身)主任委員(大臣に相当)が務めるとし、「朱玄コンビ」が国民党の代表として第14代正副総統選挙(来年1月16日投票)に立候補すると宣言した。朱主席は、コンビを組む対象として王如玄女史に決めた理由は、王女史が長期にわたって女性運動と社会的弱者への支援に携わってきたこと、及び労工委員会主任委員としての4年半近くの実績、さらには王女史自身が弱者、性別平等、労働者の権益などに関心を寄せてきた努力が社会から広く評価され、支持されていることと説明した。

一方、野党・親民党の次期総統候補、宋楚瑜主席は18日、副総統候補は民国党の徐欣瑩主席だと明らかにした。徐欣瑩主席を選んだ理由として宋主席は、大連立政権を実現し、政党間の争いを解消し、優れた人材を統合することで台湾の誇りとビジョンを取り戻すためだと説明した。

国民党の副総統候補、王如玄女史は台湾中部の彰化県で生まれ育った。高校は台湾北部・台北市の市立台北第一女子高級中学(高校)で、その後、国立台湾大学法律学科に進学、私立輔仁大学(台湾北部・新北市)の大学院で学び、中国人民大学(中国大陸)で法政学博士を取得している。

親民党の宋主席とコンビを組む徐欣瑩女史は仏教の妙天禅師の信徒で、以前は国民党籍の立法委員(国会議員)だった。現在は民国党の主席を務める。

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