行政院（内閣）国家情報通信安全会議（National Information & Communication Security Taskforce）の召集人を兼務する張善政行政院副院長（副首相）は21日、国家情報通信安全科技センターが近日中に正式に運営を開始し、情報通信セキュリティに三重の体制を整えると明らかにした。
行政院は昨年5月22日、科技部（日本の省レベルに相当）を情報通信のセキュリティについての主務機関に指定し、同時に行政院国家情報通信安全会議の情報通信セキュリティ技術センター（ICST）が行政法人化してからの監督機関にも定めている。張副院長は、「国家情報通信安全科技センター設置条例」も今月14日に立法院（国会）を通過しており、同センターは近日中に正式に運営を開始すると説明した。今後、情報セキュリティについては「行政院国家通信安全会議」、「科技部」、「国家情報通信安全科技センター」という三重の体制で、国家の情報セキュリティ政策、情報管理、情報技術の三つのレベルで力を強化していくという。