行政院（内閣）の杜紫軍副院長（副首相）は28日、2016年度全国優秀青年代表と面会し、「青年奨章」を授与した。杜副院長は、若者たちが自らの競争力を高め、人々にその能力に気付かせるため、常に力を発揮できる準備を整えておくよう激励した。
教育部（日本の文科省に類似）によると、「青年奨章」は1956年、蒋経国元総統が「中国青年救国団」の主任を務めていた当時に創設したもの。目的は「青年の優れた徳行と傑出した成績を奨励し、若者たちの国家に対する重大な貢献を表彰する」こと。過去60年の受章者は合計768名で、現職の張善政行政院長（首相）も1984年に授与されている。
教育部は、2016年度の受章者11名を発表。受章者は、王聖涵さん、王亭潔さん、周盟翔さん、荘佳佳さん、陳麒文さん、陳淑貞さん、陳彦志さん、陳美汝さん、黄子瑄さん、楊福正さん、廖淑貞さん。この他、「社会優秀青年」21名と「大専優秀青年」125名も選ばれた。「大専優秀青年」は、大学、専科学校（日本の高等専門学校に類似。5年制と2年制がある）、科技大学（4年制ながら大学とは進学システムが異なる）、技術学院（4年制）の学生、及び大学院生から選ばれる。
杜副院長は、今回選ばれた「模範青年」たちはみな若く、活力があり、情熱に満ちている他、社会への関心度も高いと評価してこれら若者の受章を祝った。杜副院長は、若者たちがより積極的な態度で一つ一つの事をこなすことで、他の人たちの手本となり、台湾をよりよい未来に導いてほしいと期待した。