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国民健康署が米国の公衆衛生認証を申請、世界初のケースに

2016/06/07
衛生福利部国民健康署は、政策業務の推進などを強化するため、米国のPHABに公衆衛生認証の申請を行なった。写真は国民健康署の邱淑媞署長。(中央社)

衛生福利部(日本の厚労省に類似)国民健康署は、政策業務の推進と行政サービスの効率並びにクオリティを強化するため、米国の公衆衛生認証評価基準を導入すると同時に、米国の非営利団体、PHAB(Public Health Accreditation Board=米国公衆衛生認証評価委員会)に認証申請を行なった。その結果、PHABの執行委員会が議論の末、この申請受理を決定したとする通知が4月に届いた。PHABが海外の公衆衛生機関を対象に評価を行なうのは初めて。

現在、米国では117の衛生機関(州の衛生機関16カ所及び地方自治体の衛生機関101カ所)がPHAB認証に合格、基準を満たす衛生組織としての証明を受けている。その他、州の衛生機関17、地方自治体の衛生機関149、並びに集落の衛生機関4カ所など、178の衛生機関が認証評価を受けているところ。すでにPHAB認証を受けた衛生機関は全米の人口の半数、1億5,400万人あまりをカバー、申請中のものも含めれば、2億3,000万人となり、全米の人口の約72%をカバーすることになる。

国民健康署の邱淑媞署長によると、国民健康署は米国以外でPHABの専門的な認証評価を申請する初めての公衆衛生機関。外部による評価を通じて自身の優れた点と劣る点を知り、管理能力を改善し、サービスの品質を向上させることで、国民により行き届いた健康促進サービスを提供し、さらに高度な健康福祉を実現したいと述べている。

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