2024/05/07

Taiwan Today

政治

台湾の3病院、2015年「低炭素病院の最優秀協力ケース賞」を受賞

2016/06/13
2015年の「国際低炭素病院最優秀協力ケース賞」では台湾の3つの病院が受賞した。病院も環境保護と結びついていく必要がある。(中央社)

医療産業の二酸化炭素排出量削減を助けるため、WHO(世界保健機関)が2009年に立ち上げた健康増進活動拠点病院国際ネットワーク事務局はこのほど、台湾の効率的な執行力を高く評価し、「HPH(健康増進活動拠点病院), Climate and Environment(気候と環境問題)」のプロジェクトの主導権を台湾にゆだねると決定した。

国際交流と経験の共有を強化するため、衛生福利部(日本の厚労省に類似)国民健康署は2012年に「健康増進活動拠点病院と世界の気候変動、並びに持続可能な環境とを結び付けた議題のプロジェクト」に着手。2013年には「国際低炭素病院最優秀協力ケース賞」を実施し、台湾に立脚、世界に目を向ける形で、内外の医療機関の参加を広く呼びかけた。受賞した病院は毎年、それぞれの実例を英語に翻訳して各病院の参考に供している。

2015年の「国際低炭素病院最優秀協力ケース賞」は4つの病院が受賞。そのうち台湾の病院は3つで、「基督復臨安息日会医療財団法人台安医院(病院)」(台湾北部・台北市)、「台中栄民総医院(病院)埔里分院」(台湾中部・南投県)、「財団法人天主教聖馬爾定医院(病院)」(台湾中南部・嘉義市)。そしてタイの病院、「The 17th Somdej Prasangkarach Hospital」が受賞した。

国民健康署が長年、低炭素病院の推進に取り組んでいることで、台湾の経験は世界の環境保護関係者の注目を集めている。

ランキング

新着